歯科保健医療国際協力協議会 JAICOH

代表挨拶 Messase

JAICOH代表挨拶

歯科保健医療国際協力協議会は、歯科保健医療の国際協力を推進するため、必要な研修及び調査・研究を行いつつ会員の親睦を図り、世界の歯科保健医療の発展向上に寄与することを目的に1990年に創立された会です。

私は、埼玉県川口市で開業する歯科医師ですが、南太平洋医療隊に所属し1998年より主にトンガ王国でボランティア活動を行っています。協議会には2004年から活動の報告と情報を得たいために参加しました.活動は歯科医師の留学の支援に始まり、笑顔を意味するマリマリプログラムと名付けた歯科保健システムを確立しました。国全域のヘルスセンター、幼稚園、小学校で、う蝕の予防と軽減を実現しました。2013年から、世界第2位の肥満国という視点から、JICA(国際協力機構)と共同で「トンガ王国における口腔保健のアプローチから生活習慣を改善するプロジェクトを実施しています。歯周病の初期治療から生活習慣を改善し、トンガ人の肥満、糖尿病、心血管・循環器疾患等の生活習慣病の予防に取り組んでいます。

世界では、2015年までに達成すべきミレニアム開発目標として、自由と平等などが不可欠であるという考えのもと、8つのゴールが掲げられていますが、いまだ多くの国や地域で健康水準や保健医療の発達程度により、健康格差が存在しています。

本協議会には、歯科医療の立場から発展途上国のために、国際協力を行う歯科医師、歯科衛生士、歯科技工士、歯科大学生、大学教員、NGO団体、JICA等で活動している個人、団体等が多く参加しています。

本会では、7月初頭の総会・学術集会と学生研修会、年数回の研修会の開催、年4回のニュースレターの発行により、発展途上国の人々の為に寄与する方々の情報交換の場を提供し、国際協力に関する手法、取り組みについて様々な発表を行っています。

歯科医療従事者が発展途上国に関わるとき、口腔の問題だけでなく全身の健康さらに社会環境の改善を同時に行えるような取り組みが必要とされています。今後、本協議会に様々なジャンルの医療従事者や保健関係者がますます参加してくだされば幸いです。何卒よろしくお願いいたします。

歯科保健医療国際協力協議会(JAICOH)会長

河村康二(歯科医師)

2014年7月

Message from Chairman of Japan Association of International Cooperation for Oral Health(JAICOH)

Dr. Kohji Kawamura, Ph,D, DDS.

JAICOH is established in 1990 to contribute the improvement of international oral health science through the conduct of research, fieldwork and oral health care. The mutual amity of JAICOH members is also aimed.

I am managing the Kawamura Dental Office at Kawaguchi in Saitama prefecture and member of the South Pacific Medical Team (SPMT), which has been conducting volunteer projects for oral health improvement in the Kingdom of Tonga since 1998. I have joined to JAICOH in 2004 to report the progress of our activity as well as to obtain further information from experts. The activity of SPMT has started as the support project for Tongan dentists who researched in Japanese dental school, then expanded to establish the oral health care system named The MaliMali, ‘smile’ in Tongan, Program in the Kingdom of Tonga. The program involves all of health centers, kindergartens and primary schools in the Kingdom of Tonga now and achieves prevention and reduction of severe dental caries in infants. Also, from 2013, new project for improving adult’s lifestyle approach from oral health in the Kingdom of Tonga with JICA is started, since that country is ranked at second place of corpulent country. The project is providing primary periodontal treatment including improvement of patient’s life style to reduce the case of non-communicable disease such as corpulent, diabetes mellitus, circulatory diseases and so on.

This year is the deadline year of Millennium Development Goals (MDGs) that contained eight representative goals for eradicating extreme poverty and hunger, preventing deadly but treatable disease, and expanding educational opportunities to all children, among other development imperatives, however, there are still regional health disparities due to poverty in the world.

JAICOH is organizes by dentists, dental hygienists, dental technicians, dental students, faculties of university and persons who work in other organizations (e.g., JICA) to provide international cooperative oral health support for developing country.

Annual meeting of JAICOH, which contained students’ meeting as well, is held on the first period of July. And to allow members to exchange information more frequently, several workshops and four bulletins are managed every year.

It has been required that the improvement of general health as well as social environment including infrastructure, when dentists and dental staffs attempt to improve oral health in developing country. It would our great pleasure that a lot new participants will be assembled in JAICOH from many other medical/co-medical fields.

前JAICOH代表挨拶

私は、時代の要請にともない、1990年の9月に創立されました「歯科の国際保健医療を語る会」の創立のときから微力ではありますが、かかわりを持ってまいりました。

昨今、日本各地から歯科保健の分野で国際協力に関心を持った方々、精力的に地球のあちこちで活動している方々が個人や団体で一定の成果をあげていることの報告を見ることが、珍しくなくなりました。また、いくつかの歯科大学に、国際協力についての分野ができ、歯科医学教育の中に国際協力についての授業が取り入れられるようになって久しくなりました。

過去のJAICOHのニュースレターや総会での、多くの団体や個人の生き生きとした講演、学術大会抄録集の内容や、会員のエネルギッシュな活動が、世界で展開されていることを示しています。日本には、JOCVやJICAでの活動経験のある歯科医師、歯科衛生士のみならず、いろいろなNGOで活動している歯科保健医療関係者がたくさんいます。また、歯科大学の学生が国際協力!に興味を持ち実際に活動をしている方々が存在することに、心強いものを感じます。

今後も歯科保健医療国際協力協議会は、既存の会の役割を遵守しながらも、新たなことに挑戦したいと思っています。

また、多くの歯科医師はもちろんですが、保健活動に興味を持ち地球のいたるところで、人の心をとらえた保健活動を実践していける事業をすでに展開している歯科衛生士、これから活動していこうとしている歯科衛生士や歯科学生、関連の方々にも、気軽に参加していただきたく願っています。

歯科保健医療国際協力協議会(JAICOH)前会長

白田千代子(歯科衛生士)

2010年7月