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2014年3月 研修会

人道支援の品質管理や説明責任についての国際基準を知ろう!
~スフィア・スタンダード,HAP基準2010~
◆ 講師: 原田奈穂子(看護師・保健師、ボストンカレッジ・防衛医科大)
◆ 日時: 2014年3月29日(土)15:00~17:00
◆ 会場: 東京医科歯科大学 歯科棟南 4階 演習室
(歯学部附属病院の夜間休日入口からお入りください)
東日本大震災の支援に関わった方や団体も多いと思いますが、被災地や被災者のニーズにきちんと対応ができたでしょうか? 速やかな対応が求められる中、必ずしも十分な対応ができたとは言えない面もあったことでしょう。また、他の支援団体や地元機関、そして地方行政など、様々な関係者と協力・調整しながらの支援活動となったと思いますが、それらとの関係性も十分とれたでしょうか?
国際的に、人道支援や開発協力を行う団体には、「説明責任」と「質の高い事業」が求められています。人道支援の品質管理や説明責任についての国際基準である、「スフィア・スタンダード」「HAP基準2010」とはどのようなものかを知り、今後の各団体・個人の活動に活かしましょう。
【スフィア】 1)災害や紛争によってもたらされる人々の苦しみを可能な限り軽減する、2)災害の影響を受けた人々は尊厳のある生活を送る権利があり支援を受ける権利がある、という2つの信念を基礎としている.スフィアの目的は、あらゆる支援が受益者の 「人権を守る」ことを中心に行われるための権利保護の原則や行動規範を理解し,最低基準を活用しつつより質の高い支援が責任を伴って行われることにある.
【ヒューマニタリアン・アカウンタビリティ・パートナーシップ(HAP)】 人道危機で影響を受ける人々に対する説明責任を推進することを目的として2003年に設立された。HAP基準に準拠することで、組織はその支援対象者や受益者のために行う業務に対する説明責任を負うことになる。
主催: JAICOH(歯科保健医療国際協力協議会),Community Dental Service
申し込み・問合せ: admin@jaicoh.org
※ 終了後、お茶の水界隈にて懇親会を予定しています